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水郷潮来の「あやめ祭り」、5歳のボクに託した写真撮影

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こんにちは、社員Aです。
梅雨真っ只中の日本列島ですが、ご機嫌よくお過ごしですか?

"あじさい"が満開ですね。
先日、鹿嶋のお隣の水郷潮来にて「あやめ祭り」が開催されている
ということで、行って参りました。

いつもは、5歳、2歳、小生というメンバーでお出かけしますが、
今回は心強くも小生の母、通称「ばぁば」も
一緒なので安心しておでかけできました。

さて、朝10:00頃出発し、 
新神宮橋を渡り、潮来へと向かいます。

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潮来に到着!
この日は晴れていました。
せっかくですから「十二橋めぐり」をしようということになりました。

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新左近川には、12の橋があります。
その昔、1島2戸の生活が営まれ、隣家との往復のために設けられた橋が
12あることから、「十二橋」と名づけられたそうです。

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水戸黄門もこの地をよく訪れ、一説には、
「潮来出島のまこもの中に、あやめ咲くとはしほらしや」の歌も公の作と
言われてるそうです。

いざ出発。

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2歳のボクの髪型が変って?
そう、小生が切ってるんですから。
でも今回は失敗しました。
耳の後ろは切りすぎましたし、髪を切ろうとすると嫌がります。
なだめすかしながらだったので、もみ上げはバッサリやりすぎてしまいました。
まるで昔の子供のようです。

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船頭さん、あやめ祭り開催中は朝から晩まで働いているんですって。

「お昼ごはんは4時だよ~。今がいっちばん忙しいんだ~」

そういう船頭さん、79歳だそうです。
こうして身体を動かしているからお元気なんですね。

って、、、、、エンジンで動く船だったんですが。(笑)

それにしても絣(かすり)が素敵。
「絣はどこで買うのですか?」という問いに、
「佐原で買うんだよ~。でもさ~、もうだんだんなくなってきたよ~。
 これもさぁ、自分でつくってんだよ~。」

手作り!少しほつれたりしたら自分で手直しするのだそうです。
売っているのかと思っていたので、一人一人が手作りしているというお話を聞いて
驚きました。
でも、その絣(かすり)、いまや需要が少なくなったせいか、
だんだん生産されなくなっているのでしょう。
寂しい限りです。

そして十二の橋の下をくぐりながら舟は進みます。

行々子橋、十六夜橋、思い出橋、子育ての橋、水仙橋、見返り橋、藤見の橋、
金宝樹の橋、偲ぶ橋、憩いの橋、黄門橋、思案橋。。。。。。

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あやめが満開ということもあり、この日は多くの観光客が
訪れていました。

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手漕ぎの舟ともすれ違います。

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「何か手漕ぎの方が風情があるよなぁ」というお客さんの声を
耳にした船頭のおばあちゃん、
「なぁに、こっちはエンジンさ。手漕ぎより遠くまで案内しますよ~。」

と言って、エンジン全開で舟を飛ばすのでした。(笑)

さて、舟から降りて、園内をお散歩。

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途中、出店でフランクフルト等を食べながら「あやめ」を鑑賞。
それは美しく綺麗に咲いていました。
既にそこは、パワースポットと化していました。
小生はここから沢山の元気をもらいます。

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と、ここで「嫁入り舟が2時から始まるよ」という情報を耳にしました。
ばぁばが言いました。
「嫁入り舟を絵に描きたい!写真を撮ろう!」と。
小生も「ブログに載せよう!」と。(笑)

現在13:15。スタートは14:00ですから
絶好のアングルで撮影する為に、今からスタンバっておかねば!!
ということで、場所探し。

花嫁さんが舟に乗って、一番最初に通る橋の上にスタンバイ。

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どうだここなら間違いない、ということで、
2歳のボクと小生は、橋の上で待つことに。

一方、"ばぁば"は「あたしゃここでいいよ。気ままにやってるよ」といって、
花嫁さんが舟に乗り込む場所の目の前にスタンバイ。
5歳のボクも"ばぁば"と一緒です。

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橋の上で待っておりますと、わらわらと人が集まりはじめました。
やっぱりここは撮影ベストスポットだ、などと喜んでいたのも束の間、
待つのが大変なのです。
たった5分待つのが20分にも30分にも感じられるのです。
最初は静かにベビーカー上で眠りかけていたうちの2歳のボクが、
途中でパッチリ目が覚めて、降りたそうにソワソワしはじめました。
人に囲まれている中で、降りてしまっては迷子になるだけ。
しかも橋の上なので危険です。。。

頑張れ2歳!あとちょっとで花嫁さんが来るんだ!
理解させようと「嫁入り舟」の話を持ちかけて説明したり、
とにかく話しかけ、お茶を飲ませ、お菓子をチラつかせます。
しかし、「あと10分」という所で、
ギャァァァァァ!となってしまいました。
抱っこしても、バッタバッタと暴れます。

ここまで待ったのに!!無念!!立ち去らねばなるまい!という時、

5歳のボクが
ニコニコしながら小生の所にやってきました。
「なぁにやってるのぉ?」

「なぁにって、ボクが泣くからもうここでは撮れないの!帰るの!
もうせっかくあとちょっとなのにぃ。もぅ!困るなぁ。もぅ!」と、
子供の前で泣き言を言いながら帰り支度をしていると

「ねぇハハ(小生は母と呼ばれている)、代わりに撮ってあげるよ!」
という親切なご意見が。

“  無理無理!あんた撮れっこないでしょ!ハイハイ行くよ!
   あんたも迷子になっちゃうよ! ”

と、言いたい所ですが、ここまで待った小生にとっては、
5歳の君の提案もありがたい限りです。

「ホント?この場所から絶対に動いちゃダメなんだよ。
 できる!?あんた、できる!?ここ押すんだよ!」
ギャァギャァ言っている2歳を尻目に、テンテコマイながらカメラの操作説明。

そして2歳を開放してやるべく橋の下へとベビーカーを急発進!
ベビーカーを持って階段を下りていく途中に
後ろから聞こえたのは「ぼくできるよね」や「お母さんの代わりだね?」
という周囲の方々の声。
何だかすみません、、、

そして橋下に到着。
2歳を開放し、しばし“ばぁば”に見てもらいます。
今度はお嫁さんが舟に乗り込む場所でスタンバイ。

5歳のボクは大丈夫かと橋の上を見ると、、、
いた。

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アップにしてみると、欄干に両手をかけて、
やる気なさそうにスタンバイしています。
「カ、カメラを持つ手が橋の外に出てる!?」

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そしてとうとう「潮来花嫁さんは舟で行く」の歌が流れてきました。
花嫁のこれまでの生い立ちや、ご両親への感謝の言葉が
アナウンスで流れます。
そしてついに、白無垢姿で登場!

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潮来の嫁入舟は、手漕ぎ舟で嫁ぎ先に向かうバージンロードです。
「おめでとう!!」の声が聞こえます。
舟は、ゆっくりと花婿の待つ船着場へと向かっていきました。

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撮影中、橋の上にいる5歳も気になる小生。
見るときちんと撮影しているようでした。

舟が通り過ぎた後、5歳のボクは満面の笑みで
駆け寄ってきました。
「いっぱい撮ったよ!大丈夫だよ!見て見て!」

彼は立派に務めを果たしてくれて安心しました。

橋の上から撮影した嫁入り舟です。

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文化が発展した今でも語り継ぐべくして行われる嫁入り舟、
100万本のあやめに囲まれて花嫁さんが川をゆく姿は、
水郷潮来、この地帯特有の風習です。
いつ見ても風情があり、心打たれる思いがします。

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それにしても、この嫁入り舟、毎年全国から結婚するカップルを
募集しているそうです。「潮来の方ではないのね、、、」という感じですが、
こうすることによって、日本全国に水郷潮来をアピールしているのだと思います。

あやめ祭りは今週日曜日までです。
500種100万本が咲き誇る”あやめ”を一度
ご覧になってはいかがでしょう。

そうですね、十二橋めぐりをする際には、
「手漕ぎ」か「エンジン」か?をご自身の目で確認してから
乗船すると良いでしょう。^^;

  • 2012年06月19日(火)
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