こんにちは、社員Aです。
上記写真は天文マニアの社員Kです。
皆さん、21日の「金環日食」をご覧になりましたか?
鹿嶋は、ちょうど「ど真ん中」という最高の観測ポイント
だったのです。
小生は、今回の「金環日食」の前から
風邪をひき体調を壊しておりました。
社員Kに促されるままに大量購入した太陽日食メガネや
金環日食のことなどすっかり頭から消えておりました。
ところが、日食の数日前、天文マニアの社員Kが
ニコニコして「いよいよですよ。」という意味深発言をして
通り過ぎて行きました。
何がいよいよなのか?
いよいよあの中古住宅のリフォームが行われるのか!?
いよいよあの物件の草刈りが行われるのか!?
いよいよ間取りを取れるまでに至ったのか!?
いよいよ写真撮影の日を迎えたのか!?
何がいよいよなのか皆目検討もつかぬまま、
キーボードを叩きつづける小生。
後になって「さっきのいよいよってなに?」とたずねると、
「なに言ってるんですか!金環日食ですよ。
でも当日は晴れないかも。。。」
そっか!!日食だった!
早速、大量購入してあった日食メガネを
友人や親戚に配布開始!
そして「金環日食」前日の夜、「お疲れ様です」と
言って帰社する人々の中で社員Kが言いました。
「明日、鹿嶋はくもりなんですよ。
もう、生きている間にこの日食は見られないんですよ!!
明日朝、私が出社しなかったら
静岡にいると思ってください。」
よっぽどマニア。
鹿嶋で見られないのなら静岡に飛んで行ってでも見てやる!
という心意気と、でもそれができない現状に、
悔しさがにじみ出ていました。
なんとなく、無理だろうなぁ、そんな空気が漂っていました。
いよいよ当日。
朝、やはり空はどんより曇っています。
小生は、写真を撮りながら空を見回しましたが
「もう今日はだめだ。」とすぐさまあきらめました。
ずっと空を見上げているうちの旦那。。。
あ~ぁ、と家族で残念がりながらも
小生は顔に塗装を施し、眉毛を書いていたその時、
「あ!!!出てる!!!」と旦那が素っ頓狂な声を上げました。
えぇぇぇ!?小生は眉毛半分のままペンを捨て、
窓にかけよると、、、
きゃぁぁぁぁ感動的!出てる!!!
午前7時20分、家族揃って感動の渦に包まれました。
一番下のチビッコは、「おつきさま出てるねぇ」と言いました。
「あんた、あんたはまだ2歳になってばっかりだから、
大人になって覚えてないかも知れないけど、
あんたはこの世紀の金環日食を見たんだよ!」
そう声をかけ、小生は日食を目にやきつけました。
ところが、肝心の「リング」のあたりになると、
グレーの雲がかかり見えなくなってしまいました。
この肝心な時に!
小生は、そのままその「肝心な部分」を見ることはなく
せわしなく支度をし、会社へと向かいました。
会社では、「日食、見れませんでしたね。」そんな会話がされています。
小生が「え?肝心のリングは見れなかったけど、出てましたよ。」
と言うと皆は「えぇぇぇ!?そうでした!?曇ってるからダメだと思いました~」と
とても残念がっていました。
そうだよね、、、私も旦那が見つけなければ、あのまま顔面塗装を続けていたよ。。。
そう思いつつ、
きっと社員Kは落ち込んでいるだろうな、、、。
ところが、「おはようございます」と言って現れた社員K。
なにやら印刷をし、すぐさまサッと小生の机の上にそれを置き、
消えていきました。
見るとそれは「金環日食のリングの写真」!!
「り、、、り、、、、リング!えぇぇぇ!?出てた!?出てなかったよね!」と皆で驚くと、
ニヤニヤしながら社員Kは再登場。
「出てましたよ~。うちから見えましたもん~。5分間位ですかね~。えへへへへ~」と
それはそれはご満悦の表情でした。
一躍脚光をあびる社員K。
。。。。。。。。。。。。。。。。
逃した。。。。。。
社員Kのヤッタゼ!という表情を見て
あ~、朝は社員Kと連絡を取り合っておくのだった。。。と後悔しきり。
やはりマニアは違います。
雲で見え隠れする太陽でも
カメラ片手にずっとその場を離れないで空を見つめ続けていた社員K、
世紀の日食をそれこそ目に焼き付けたのでした。
小生は、肝心なリングの部分は見ることはできませんでしたが、
「金環日食」を少しこの目で見ることができただけでも、
ありがたいことです。
少なくとも、次に見ることができるのは、
自分は存在していないのだろう
300年後なのですからね。^^;