皆さんこんにちは。タッケンジャーブラウンです。
前回は屋根の形についてお話しましたので、今回は屋根の材料についてお話したいと思い
ます。というわけで「細かすぎて伝えたくても伝える機会があんまりないシリーズ!」第
3回目は屋根の材料についてです。
建物外観の印象は、外壁・サッシ窓・玄関ドアによって決まる割合がとても大きくなりま
す。これらの他にも、雨樋や破風板の色、屋根の材料・色も外観に影響を与えます。
特に鹿嶋では平屋建ての住宅が多いため、屋根材の存在感は思いのほか大きなものに
なります(敷地が広いので2階建てにする必要がないんですね)。
カラーベストの住宅
平板瓦の住宅
では屋根材を選ぶときのポイントって何でしょう?
建物の打ち合わせのとき、屋根に関するご相談の中で最も多いのは「スレートと瓦と、
どちらにしたほうが良いのか?」というご質問です。
単純に「***がお得です」と答えるのは難しく、外観イメージや間取りによって答えが変
わってきます。
建築基準法では、重い瓦葺の建物と、金属・スレートのような軽い屋根材の建物では必要
な壁量が変わります。軽い屋根のほうが、耐力壁が少なくて済むようになっているのです。
これはつまり、同じ強度の家を建てようと思った場合には、重い屋根材では大きなスパン
が取りにくく、間取りに制限が生じるということです。
耐久性では、瓦(粘土瓦)に軍配が上がりますが、スレートも35年以上経っても性能が
変わらないというメーカー耐久試験の報告があります。
ただ、スレートは表面の塗装が少しずつ落ちてしまうのが欠点といえるでしょうか。塗装
が少しずつ落ちて基材の色が出てくるのですが、色が落ち切る前だと少しマダラに見える
時期があります。性能には問題ないのですが、見た目を気にする方は5~10年に一度塗
り直しをしています。
瓦は初期費用がスレートよりも高くなりますので、メンテナンスまで考慮した上で、どち
らにするか決定していただいております。
カラーベストのメーカー、三州瓦のメーカーは沢山あります。
当社では、カラーベストはKMEW、平板瓦は鶴弥・山平のものを良く採用するのですが
三州瓦メーカーは何十社とありますし、KMEWもルーガという瓦を販売しています。
サッシメーカーのトステムもTルーフという鋼板屋根材を出しています。
ほとんどの方は、スレートか瓦のどちらかをお選びになりますが、鋼板材も施工できます
ので、詳しくはお気軽にお問い合わせ下さい。
S瓦
平板瓦
鋼板瓦
2階建てではほとんど目に止まらない屋根も、平屋ではとても存在感が増します。平屋を
お考えの方は、屋根についてもぜひご一考ください。そして毎度のことながらお見積もり
は無料となっておりますのでお気軽にお電話ください。お待ちしてます。