「今年３年目で花が大きくなってきたの」。奥様イメージのイラストにあったお庭が今、実現しているのですが、この見事なお庭のほとんどの花や庭木は買わずに増やしたというのです「買わないの、お金をかけないで、挿し木と種でやっているのよ。

もみじは山中湖に行った時に枝をもって帰ってきて、芽を出させてから植えたの、そういう木が多いから家の木はみんな小さいのよ」花もご近所から頂いたりして、買うのは最初だけで、後はほとんど買わないというのには驚きました。

よく見ると枯れている花があります。なぜ枯れた花びらをとらないのかというと、種をとる為にわざと枯れさせているそうです。種をとり、８月に小さな鉢にまいて芽を出させて、冬越しをさせてから来年２月に花が咲く、３年それを繰り返してここまで見事なお庭になりました。
この方法ならこれからガーデニングをはじめられる方もチャレンジできそうですね。

バラ、パンジー、ビオラ、紫陽花、アネモネ、もみじ、このほとんどが挿し木と種から育った。

「定年後のんびり野菜を作りたい」というご主人の願望が実現した菜園です。
綺麗に手入れされた畑は１番畝（うね）～15番畝まで番号が振ってあり、とうもろこし、サトイモ、イチゴ、ジャガイモ等、種類ごとに植えられています。ここにご主人の工夫が活きていました。

菜園をする際に注意すべき点として連作出来る野菜と出来ない野菜があるのですが、ご主人は一目で分かる一覧表を作成し、どのタイミングでどの野菜をどの畝に植えるのかを計画、管理しているのです。

耕してから肥料を入れて、種や苗を植えるタイミングも表にし、管理することで、畝に無駄がなくなるのです。「これからここにスイカ、オクラを植える予定なんですよ」。
楽しそうに語るご主人。夏にはたくさんの野菜が収穫され、それを食べることが出来る喜び、菜園の醍醐味をご主人のこだわりと工夫が実現させてくれるんですね。

菜園教室から始まったコミュニティ